当院について
回復期リハビリテーション病棟
365日リハビリのある入院生活
回復期リハビリテーション病棟は、急性期病院での治療後に専門的なリハビリテーションを必要とする方が入院する病棟です。在宅復帰を目指して、訓練による身体機能の向上、退院前訪問による住宅改修などの環境整備を行います。リハビリテーションは365日体制で行います。退院後に介護が必要な方には、介護サービスのアドバイスも行います。
回復期リハビリ病棟の概要
入院の目的は、「社会復帰と日常生活の自立」です。入院期間は、病気の状態や家庭の事情により様々ですが、3~6か月程度です。入院中は、医師による診察、看護職員・介護職員によるリハビリ看護・介護、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による専門的リハビリテーションがあります。それ以外にも、薬剤師・管理栄養士・社会福祉士などが専門職の立場から、退院まで専門的アドバイスを行います。
回復期リハビリ病棟の入院対象
回復期リハビリ病棟の入院対象となる疾患は、1.脳血管疾患、脊髄損傷等の発症または手術後、2.大腿骨、骨盤、脊髄、股関節、膝関節、2肢以上の多発骨折の発症または手術後、3.外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後等の方です。詳しくはお問い合わせください。
回復期リハビリテーション病棟の特徴
当院の回復期リハビリテーション病棟の特徴は主に3つです。
①365日体制のリハビリテーションによる生活機能の回復
②生きがい・笑顔・目標のある生活づくり
③豊かな自然と温泉に恵まれた療養環境。
回復期リハビリテーション病棟の入院から退院まで
回復期リハビリテーション病棟での入院から退院までの流れをご紹介します。
入院初日
主治医の診察、担当看護師・介護福祉士による病棟説明、薬剤師・管理栄養による説明、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による評価などがあります。身体の状態から、目標の設定を行い、今後の計画について説明を行います。
回復期リハビリ病棟での1日
起床して、病室で洗顔して、病衣から私服に着替えます。朝食は、病室でなくデイルーで取ります。歯磨きやトイレをすませ、リハビリに備えます。ご自分で出来ない部分は、職員が介助します。
日中は、理学療法・作業療法・言語聴覚療法などの専門的なリハビリテーションで、心身の機能回復に努めます。週に2回、入浴があります。機械浴、家庭浴、温泉浴と本人の能力に合う方法で、実施します。温泉浴を楽しいでもらいたいと思っています。
他にも、自主トレーニングや集団体操、お楽しみ会やFree Wi-Fiによるネット利用などで充実した入院生活を過ごしていただきます。そして、就寝前には私服から病院に着替えて、一日の終わりとなります。
リハビリ計画書の説明
毎月1回、リハビリ計画書の説明を行います。入院生活の様子、リハビリテーションの状況、目標の達成度、今後の予定などを担当者がご本人様とご家族様にお話します。入院してからの状況やお互いの考えと気持ちを理解することで、安心して入院生活とリハビリテーションに取り組むことが可能です。
自宅訪問と住宅改修指導
病院スタッフは、退院時の状況を予測して、自宅訪問と住宅改修の指導を行います。担当の看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士が実際にご自宅を訪問します。
必要に応じて、ケアマネージャーや福祉用具・住宅改修の業者、退院後の介護サービス事業所の職員も集います。そこで、退院後に必要なサービスの打ち合わせや住宅改修が必要であれば、そのアドバイスを行います。
外出・外泊
必要な福祉用具や住宅改修で、ご自宅の準備が整った後には、外出・外泊を行っていただきます。安心して在宅生活が過ごせる為に、実際の生活の場で試し、上手く準備できているかを確認します。そして、リハビリテーションや病棟生活に活かします。
※コロナ禍では、外出・外泊に制限があります。
退院
リハビリテーションにより、最大限の心身機能の回復を図り、退院を迎えます。
退院は、病棟生活のゴールですが、自宅生活のスタートです。病院のようなバリアフリーや整った環境と違い、戸惑うこともあると思います。入院生活と自宅生活のギャップを埋められるように、私達は出来る限りのことを行い、笑顔のある生活を送れることを願っています。